運送会社のM&A・譲渡ご相談事例
譲渡ご相談者の運送会社の会社概要
業種 | 運送会社 |
所在地 | 埼玉県 |
業績 | 年商1億2,000万円程度 |
会社譲渡の方法 | 株式譲渡 |
譲渡希望金額 | 2,000万円、弊社による算定は3,500万円に |
譲渡理由 | 後継者不在 |
運送会社の譲渡ご相談内容
当社への最初のご相談は弊社ホームページからお問い合わせをいただきました。こちらからお電話をしお聞きしたところ社長の年齢58歳、赤帽を基本としてやってきたとのことです。配送係りの2名が退社する可能性があり、これをきっかけに譲渡を検討。車は10台。年商1億円程度。その他、赤帽が2,000万円あり、赤帽という性質上、個人事業主として赤帽は展開している。
赤帽から法人に仕事を下請けにしている形をとっているとのことでした。
実質無借金経営の堅実経営をされていらっしゃいました。車のローンは1台分ありますが昨年は5台買い換えたとのことです。来年は5台買い換えの時期になっている。昨年買い換えた5台は300万円くらいで、5台で1500万程度で売れる。ローン残債を払っても800万円程度手取りがありそうなので、廃業を検討しているが、譲渡した方が高く売れるなら、譲渡を考えたいとのことでした。
従業員の社会保険未加入なので、マイナンバー制度で厳しくなったので譲渡を考えたい。取引先は100社程度。上場会社2社とも取引がある。不動産は300万〜400万円程度の価値ある。2,000万円程度で売れるなら、譲渡を検討したいとの事でした。
弊社M&Aコンサルタントの所見や支援内容
この運送会社の社長のお考えは非常に明快で、要するに2,000万円で売れるのであれば譲渡したいとのことでしたので、訪問し詳しいお話をお聞きした後財務資料を拝見し企業価値算定を行いました。結果的には3,500万円の企業評価がありましたので、当初考えていた金額よりも大幅に高い金額で譲渡ができるという見通しになりました。
今回の M & A 相談ポイント・成功ポイント
●運送会社で無借金経営であることはしっかりとした経営である証
こちらの会社は10台のトラックを保有していながら無借金経営を行っていました。しかもトラックの償却年数を鑑みながら新しく買い替えもしっかりと行っていました。
運送会社の場合トラックの調達に資金を必要とすることから、銀行借入やリースで賄っている会社が多く見られます。 運送会社で借入金やリースが多い場合敬遠されがちなことがありますので注意が必要です。
また、社会保険未加入や残業手当未払などがある場合も大きなマイナスになりますこの辺は注意をしたいところと思います。