翻訳業・通訳業のM&A・譲渡ご相談事例
譲渡ご相談者の翻訳業・通訳業の会社概要
業種 | 翻訳業・通訳業 |
所在地 | 東京都 |
業績 | 年商2億円程度 |
会社譲渡の方法 | 株式譲渡、事業譲渡 |
譲渡希望金額 | 6,000万円 |
譲渡理由 | 個人的理由 |
翻訳業・通訳業の譲渡ご相談内容
元々は弊社に毎週希望の企業として登録を頂いていた企業からのご相談でした。さらに事業を発展させるために買収を希望していらっしゃいましたが、経営戦略の一環で買収することを取りやめ、方針を一転し、これまで経営してきた会社を譲渡し海外に渡ることを選択されたのでした。
元々お付き合いがあった社長様からのそのようなご相談でしたので、お互いのことがわかっていたこともあり、新たな経営戦略を打ち立て当社の社長のお考えを実現するために M & A による売却の支援を行うことになりました。
同社は翻訳通訳会社を経営しながら語学教室も運営し、また官庁から国際会議のアレンジメントや通訳の派遣、また語学研修などの業務も請け負っている会社で語学に関するビジネスを手広く行っている会社でした。
複数の事業を経営していることから、各部門ごとに分社化し、複数の法人を一体として経営しておりました。
決算期がそれぞれ分かれていることやそれぞれのビジネスが一体となって関連した売上、経費、人員などが複雑に絡み合っており経営の実態を把握するのに若干の苦労を必要としました。
翻訳会社は弊社に50社以上の譲り受け希望会社からの登録があり、また Web で譲渡希望者を募集したところ数十社からの問い合わせがありました。
当社はそれぞれの一社一社に対してアプローチを行い、同社にあった譲渡先を厳選いたしました。中でも 広告出版翻訳関係をメインのビジネスとされている企業様との相乗効果が最も追い込まれると考え、譲渡希望の社長に提案しましたところ、是非お会いして詳しい話をお互いにしたいということになりました。
弊社M&Aコンサルタントの所見や支援内容
複数の法人に分社化されていたことから財務状態の把握に苦労いたしましたが、譲り受け会社の社長様の協力により比較的スムーズに経営内容の共有をすることができました。結果的に譲り受け会社の社長は譲渡会社である同社の財務内容や経営内容の深いところまで理解を進めることができました。
今回の M & A 相談ポイント・成功ポイント
●譲り受け会社社長の協力により成約を実現M & A による譲渡の支援をさせていただく際には、先ずは当社が財務内容を詳しくチェックし、譲り受け候補先の企業様に弊社からご説明をさせていただくことが通常なのですが、翻訳通訳人材の派遣また語学教室の運営など多岐にわたる業務を行っていた同社の詳しい経営の内容を把握することに困難をきたしました。
譲り受け会社社長の協力により、譲渡希望の社長と譲受会社の社長が一丸となり経営の実態を把握すると言う事例になりました。 こういうケースは珍しいのですが、結果的にはお互いの意思疎通には大きくプラスになったように思います。
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