クリエイト・レストラン・ホールディングスがイクスピアリの株式を買収
クリエイト・レストラン・ホールディングスがイクスピアリの株式を買収
2018.01.12
千葉県浦安市で複合商業施設を運営するイクスピアリ社が、飲食事業を展開するクリエイト・レストラン・ホールディングス(以下クレリスHD)に飲食事業を売却するということが2018年1月12日に明らかになった。
イクスピアリ社は、東京ディズニーランドを運営する株式会社オリエンタルランドの全出資子会社である。2018年3月1日にイクスピアリ社が会社分割の為にクリエイト・ベイサイド社を新設し、飲食事業を移転させ新設会社の発行済株式をクレリスHDに売却する予定である。イクスピアリ社が、クレリスHDの連結子会社になる。
今回の株式の売却金額は非公表である。
イクスピアリは千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾート内の複合商業施設である。同商業施設は飲食事業のほか、同名で雑貨販売店舗や映画館なども運営している。主な客は東京ディズニーリゾートを訪れる客である。飲食事業は、これまで重要視されていなかったものの、2017年度3月期の売上高は24億円であった。
「レインフォレストカフェ」などの人気の飲食店を含め4店舗の運営をクレリスHDが運営している。飲食店舗内にクレリスHDが運営している店舗も何店舗か既に存在することから、店舗の効率経営などを行い、共同で運営することにより単独運営よりも大きな利益を目指す。さらに、イクスピアリ内の既存運営店舗の一部をクリエイトベイサイド社に移し集約し、相乗効果による更なる事業価値の向上を図る見込みである。
コメント
イクスピアリは、東京ディズニーリゾート内にある商業施設のため今後も東京ディズニー―リゾートを訪れる多くの旅行客の集客が見込まれます。東京ディズニーリゾートを訪れる観光客は今後も増えていくと思われます。
クレリスHDは、過去に和食チェーンを展開するKRフードサービスを150億円で買収するなどM&Aを繰り返してきました。また、シンガポール料理店を展開するルートナーグループを連結子会社にしています。今回の買収は小規模と思われますが今後もM&Aにより収益が拡大していくと見込まれます。