健康機器製造業界のM&A・会社売却
健康機器製造業を売る・・・
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更新日:2019年1月30日
2017年 健康機器製造業界
健康機器製造業とは、主に家庭で使用される健康機器を製造販売している企業である。健康機器は、家庭用の健康管理機器、フィットネス機器、健康回復機器、健康治療機器に分けられる。
近年では、スマートフォンやスマートウォッチなどを用いた活動量計や、ランニングなどエクササイズ時の負荷量管理目的のシステムも需要が高まり、活動量計市場は平成27年の市場規模が25億円、5年後の平成32年には80億円に達する見込みとなっている。
2017年 健康機器製造業M&A動向
健康機器製造業界は、高齢化と健康志向の高まりの影響を受け、拡大を続けている。医療用機械器具製造業の出荷額は、平成24年6,788億円、25年7,084億円、26年7,923億年と2年連続の増加となっている。
また、家庭用医療機器の生産金額は同24年807億円、25年830億円、26年881億円とこちらも2年連続の増加となっている。市場の拡大と共に企業間の競争も激しさを増し、M&Aによる競争力強化が求められる傾向にある。
特に、スマートフォンやウェアラブルデバイスの進歩によるあらたな商品開発が急ピッチで進められており、今後も急激な成長が見込まれている。平成27年8月に厚生労働省が遠隔診療の事実上の解禁を行い、スマートフォンによる遠隔地からの健康管理サービスも利用され始めている。
この様なサービスには、従来の健康機器とは異なる技術の導入が必要となるため、IT関連技術を持つ企業をM&Aする、もしくは、IT関連企業が健康機器製造業のメーカーをM&Aして新規参入するなどの動きが予想される。
2017年 健康機器製造業業界の現在の課題
健康機器製造業の扱う製品の新たな需要は、体重計、血圧計、体温計など従来から用いられる機器に加え、ITやIoTを活用した製品群へ移行している。
従来製品の需要は今後も継続すると思われるが、市場拡大のけん引力はIT技術を用いた新製品群であるため、M&Aなどを利用して新技術の導入を急ぎ、急激に変化する市場ニーズに対応する事が求められる。
2017年 健康機器製造業業界の展望
高齢化社会に向け、健康管理ツールの需要が高まる事は間違いなく、情報機器の進歩により運動機能分析装置やウェアラブル端末などの新製品開発が続いている。新規企業の台頭や、M&Aなどによる新たなプレーヤーの参入等、市場の活発な動きが予想される。
担当からのコメント
高齢化社会において、医療費削減を目的として国民の健康増進に大きく政策の舵が切られようとしています。
また同時に、スマートフォンやスマートフォンのアプリを用いた運動量計や、摂取カロリーの計算システム、睡眠時間管理など、健康管理ソフトは私自身も利用したことが有り、IT機器の進化により若年層に於いても健康管理機器の需要が高まりを見せているように思われます。
今後の健康機器業界はM&Aなどを通じて新たな技術や業種との融合によりさらなる市場の発展が見込まれるのではないでしょうか。
数年前にはアサヒホールディングスが健康器具メーカーのフジ医療機をM&Aして傘下に収めた様に、今後も健康市場に相性の良い大手食品、ITメーカー等の新規参入に向けた動きが活発化しそうです。
M&Aのメリット
譲渡企業のメリット
後継者問題を解決でき社会的信用を維持したまま安心してリタイアできる
従業員の雇用維持ができる
個人保証や担保を外すことができる
事業の将来不安の解決ができる
創業者利益が得られる
買収企業のメリット
規模のメリットを享受できる(原価低減、間接コスト低減など)
新規顧客、新たなノウハウ、優秀な人材などの獲得ができる
成長スピードの飛躍的な向上ができる
健康機器製造業界の案件情報
弊社では、健康機器製造業界のM&A情報を多数保有しており、リーズナブルな料金体系で小規模なM&Aから本格的なアドバイスを行っております。
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過去の健康機器製造業のM&A動向
健康機器製造業界
健康機器製造業界は中小企業が多く、特に、単品メーカーは大部分を中小メーカーが占めている。また、日本ホームヘルス機器工業会によれば、家庭内で使われる健康機器をホームヘルス機器と定義しており、低周波治療器等の家庭用医療機器、電子血圧計等の健康管理機器、口臭チェッカー等のその他の機器がある。
健康機器製造業界動向
■ 経済産業省によると、平成19年の医療用機器器具製造業全体の出荷額は前年対比8.1%増の8,325億3,600万円で、2年連続で前年対比増加している。また、事業所数も前年対比2.6%増加している。但し、厚生労働省の調べによると、平成19年の家庭用マッサージ器の生産額は318億8,400万円で、前年対比47.0%の大幅減となった。景気低迷により、消費者の財布のひもは固く、高機能商品の販売は鈍化しており、逆に手ごろな商品へ人気がシフトしている。また、販売ルートも一般小売店や量販店だけではなく、ネット通販が拡大している。
■ 平成20年からメタボ検診が開始されたが、健康機器製造業界はメタボ需要をうまく取り込み、体脂肪率や筋肉量を測定できる体組成計や歩数計の売れ行きが拡大している。特に、歩数計は体組成計に比べて手ごろ感があり、景気低迷の中でも順調に売上を伸ばしている。
■ 高齢化により、健康機器の購入では高齢者層が増大することが見込める。高齢者にわかりやすいように、取扱説明書の文字を大きくしたり、液晶画面の表示も大きくするなど、より購入しやすい工夫が必要と思われる。