DCF法 投稿日2009年10月29日 DCF方式(Discounted Cash-flow Method)は、M&Aにおける適正市場価値の評価実務において、もっとも頻繁に使用される評価方式である。その考え方は、株主価値は、企業が将来に生み出すキャッシュフローのうち、株主に帰属するキャッシュフローの現在価値に等しくなるというものである。M&Aとは、その企業の生み出すキャッシュフローへ自由にアクセスする権利を買うことと経済的に同義であるため、DCF方式はM&Aの取引性格も踏まえた評価方式であり、これが実務で頻繁に使用される背景となっている。