アジル・コンペティション 投稿日2010年6月14日 アジル・コンペティションとは、agility(迅速性)を重視した競争のことで、ニーズや環境等の変化にいかに迅速に対応できるかを巡る競争のこと。ビデオのベータ方式とVHS方式との競争のように先に市場シェアを取ること(VHS方式が先に市場を制し、競争に打ち勝った)や、いち早く販売網を作り上げること、新製品を次々に開発する企業はアジル・コンペティションに強いといえる。M&Aを利用すると、新技術を持つ企業を買収することで、技術開発のコスト削減や時間ロスをはかりつつ、いち早くニーズに対処できる。また、同業を買収し販売網拡大のシナジーを生むことで、やはりアジル・コンペティションに勝ち残ることが出来るといえる。アジル・コンペティションに強い会社は先行者利益を獲得できるチャンスが増える為、M&Aが注目されている。