M&A用語集

減損会計とは、固定資産(企業が保有する土地・建物など)の収益性が低下し、投資額の回収が見込めなくなった場合、その回収可能性を財務諸表数値に反映させる会計手法のこと。具体的には、固定資産の帳簿価額を引き下げて評価損を特別損失として計上する。
種類株式とは、会社が定款に異なる定めをした内容の異なる2つ以上の種類の株式を発行する場合の各株式をいう。
投資事業有限責任組合(LPS:Limited Partnership)とは、「投資事業有限責任組合契約に関する法律」に基づき、無限責任組合員と有限責任組合員とが出資して共同で法定の事業を営むことを約することで成立する。法律上、組合の目的となる事業が、株式や新株予約権の取得・保有等一定の場合に制限されている。
SWOT分析(SWOT Analysis)とは、企業内部の強み(Strength)と弱み(Weakness)、企業外部の機会(Opportunity)と脅威(Threaten)をそれぞれ分析する手法で、企業のマーケティング戦略等の経営戦略を立案する際に使われる分析手法を指す。
ウィリアムズ・アクトとは、ウィリアムズ法のことで、株式の公開買付を規制するために制定された連邦法。公開買付のオファーを受けた株主が充分に検討できるよう、公開買付をしようとする者に関係資料を提出させること、公開買付期間を最低20日とすることなどが定められている。
株式移転とは、株式会社がその発行済株式の全部を新たに設立する株式会社に取得させることを指す。株式移転が行われることにより、新設会社は既存の株式会社の完全親会社となり、既存の株式会社の株主は、完全親会社の株式を取得することになる。
他の業種の会社や事業を買収していくM&Aをさす。
会社の取締役や従業員等に対し、会社の経営に対するインセンティブを与える目的で発行された新株予約権の意。
M&Aの進行方法の一つで、売却希望企業に対し買収希望企業が1社ずつ順番に交渉し、提示された条件が売主にとって満足なものであれば売買契約を締結する方法。オークション方式と比べて交渉時間の短縮化が可能。
M&Aの項を参照のこと。

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