M&A用語集
毒薬償還条項とは、敵対的買収が行われた時、会社の債券を持つ人にその額面で償還を受ける権利が発生するという条項のこと。買収者が買収をためらう効果があるとみなされている。
ピープル・ピルとは、買収成立の際、優秀な人材が全員退職するという方法で、買収者が買収をあきらめるという効果を狙ったもの。
全部取得条項付種類株式とは、株主総会の決議により、会社がその種類の株式の全部を取得することが出来る株式のこと。発行には、定款で定めることが必要となる。
発行可能株式総数とは、会社が発行する予定の株式の総数のこと。
授権株式制度とは、発行可能株式総数を定め、その範囲内で、経営者が資金調達の必要に応じて新株を発行することが出来る制度のこと。
非公開会社とは、全部株式譲渡制限会社のことで、すべての株式の譲渡について会社の承認を必要とする株式を発行している株式会社のこと。
監査役とは、取締役の職務執行について監査する機関のことで、業務監査と会計監査を行う。
代表取締役とは、取締役の中から選任され、取締役会の意思決定に基づいて会社の業務を執り行う機関のこと。対外的にはその会社を代表する機関でもある。
取締役会とは、経営の専門家である取締役によって構成される会議体のことで、代表取締役を選任する権限や、会社の業務執行に関する意思決定をする権限を持つ。
株主総会とは、株式会社のオーナーである株主によって構成される、株式会社の最高意思決定機関のこと。会社の運営、組織、管理他、会社の基本的な事項について決定する権限をもつ。