は行
買収監査とは、M&Aにおいて買収する側の会社が最終的な買収契約の調印(署名)に至る前の段階で、対象会社の資産内容や財政状態、取引関係、訴訟の有無などについて詳細に調査することを指す。
ベアハッグとは、拒絶すれば取締役の忠実義務違反になりかねない有利な条件の買収提案を、対象企業の取締役会に対して行うことにより、実際は非友好的関係にありながら対象企業の支持や同意を強引に取り付ける手法。
対象会社が敵対的買収者に対して、逆にTOBを行う手法がパックマンディフェンス。飲み込もうとする相手を逆に飲み込んでしまうゲームの「パックマン」に似ていることからこう呼ばれる。
簿外債務とは、文字通り帳簿に載っていない債務全般を指す言葉である。簿外債務には、偶発債務のように正規に会計処理を行った結果、帳簿上には記載されない債務のほか、財務内容を良好に見せかけるためにあえて帳簿から外されている債務がある。
ボラティリティ(Volatility)とは、値動きの変動率の意。金融資産のボラティリティが高いと、大きなリターンを得る可能性が生まれる一方で、大きな損失を被るリスクも増大する。金融資産のオプション価格を決定する際に、価格に影響する重要な要因のひとつである。