さ行
資本提携とは、持ち株比率10%弱、つまり経営支配権を有しない程度でお互いの企業が、相互の株式を持ち合い、もしくは、一方の企業が他方の企業の株式を保有することで、事業面の協力関係だけではなく、出資関係も有することをいう。基本的には相互の独立性を保つことを前提としながら、関係を強化していくことが狙い。
創業費とは、会社をつくるまでの費用。これに対し、会社をつくって事業をするまでの費用を開業費という。創業費には、代表的なものとして、研究開発費、新株・社債発行費などがある。
新株を引き受ける権利。
三委員会とは、監査委員会、報酬委員会、指名委員会のことを指す。この三委員会は、
委員会設置会社に置かれる。
全部取得条項付種類株式とは、株主総会の決議により、会社がその種類の株式の全部を取得することが出来る株式のこと。発行には、定款で定めることが必要となる。
授権株式制度とは、発行可能株式総数を定め、その範囲内で、経営者が資金調達の必要に応じて新株を発行することが出来る制度のこと。
債務引受とは、ある人が負っている債務をその同一性を失わせずに、債権者との合意によって別の人(債務引受人)に承継することをいう。また、債務引受には免責的債務引受と、重畳的債務引受とがある。
譲渡対象の個々の権利義務については、個別に権利移転、債権引受けあるいは契約上の地位の移転手続きが必要となる。たとえば、買掛債務の引受けは債権者からの同意を必要とし、リース契約も個別にリース会社の同意を取り付ける必要がある
非投資適格債券の意。ジャンクとはゴミ、ボンドは債券の意味。格付機関の格付けが投資適格以下か無格付けの債券をいう。高利率だがリスクが高い。LBOの買収資金調達などに使われる。
水平型M&Aとは、同一業種の中で同じ段階の企業を統合していくM&Aの意。たとえば、石油精製事業を行う会社が他の石油精製事業を行う会社を買収する場合、この水平型M&Aに区分される。