あ行

権利行使期間内であれば、いつでも行使できるオプションの意。
ボラティリティとは、値動きの変動率の意。金融資産のボラティリティが高いと、大きなリターンを得る可能性が生まれる一方で、大きな損失を被るリスクも増大する。インプライドボラティリティとは、マーケットで取引されているオプション価格から算出されるボラティリティの意。
買収が見込まれる企業の株式をあらかじめ購入し、実際に買収が成立した時に株式を高値で売って利益を生み出す目的で売買取引を行う者の意。企業の買収計画が発表されると、投資家達が買収の成否などを分析した後、買収プレミアムを見込んで株を買い始める為株価が上昇するので、利益を生むことができる。ただし、買収が成功しないリスクがあるため、M&Aの場合、このような取引を「リスク・アービトラージ」と呼ぶことがある。
エグジットとは、投資ファンドにおける投下資金の回収手段・戦略のことを指す。
公開買付け(TOB)の際に被買収会社の経営陣が、そのTOBに賛同するか否か等の意見を表明した文書の意。
証券引受業務を中心に手がける証券会社の意。投資銀行のこと。
企業買収において、買い手が自身のリスクを軽減させるために、買収代金の支払いを全額一括払いではなく分割払いにすることがある。たとえば、売買契約書で売り手との間にいくつかの条件を設定し、それが満たされた場合にのみ、残りの買収価格代金を支払う契約を交わす。こうした取引をアーンアウトディールという。
エスクローとは、契約当事者の間に入り、代金決済と商品授受の確実な実行等の取引、安全性を保証する仲介サービスの意。
M&A対象企業の概要を会社名が特定されないようにまとめたもの。秘密保持契約の前に買収希望会社に提示するため、匿名情報となっている。事業内容のほか、業績情報、財務内容等が記載される。会社名の入っていない企業概要書、ノンネームシートがこれにあたる。
ウィリアムズ・アクトとは、ウィリアムズ法のことで、株式の公開買付を規制するために制定された連邦法。公開買付のオファーを受けた株主が充分に検討できるよう、公開買付をしようとする者に関係資料を提出させること、公開買付期間を最低20日とすることなどが定められている。

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