英会話スクール5/7:事例1:事業部売却!M&Aによる企業再生の道
●本業の柱であった事業部門を売却しこれから伸びる事業部門の経営資源にあてた事例:英会話スクールのケース(第5回/全7回)
〜マンション投資事業に注力するため、本業の英会話スクールを売却〜
M&Aが再度進む
そこへ、売り手A社長から弊社に面談の依頼がありました。ぜひともB社長に譲渡したいと思っているがどうしたら良いかという相談でした。
A社長によると、自分の英会話スクール事業の講師陣は他社と比べて教育に対する知識レベルが高く、優秀な人材だと思っているが、反面プライドが高く雇用する側からすれば扱いにくい面がある。B社のようにしっかりとした大きな会社で、尚且つ英語教育に明るいB社長のような方であれば、A社の講師陣も譲渡後辞めたりしないだろうと言うことです。銀行に求められている借入金圧縮の期限が迫っている関係もあったのですが、A社長は、何としてでもB社長にと思い極めており、B社長とのトップ面談で早い段階で決まっていた譲渡金額を減額するのはどうか、ということでした。
他にも譲受希望社がいましたので、他社との面談も打診しましたが、A社長の意志は固いようでした。既にB社長が譲受の意向をストップしてしまったかもしれないと思われましたが、弊社がB社長と面談したところ、快諾してもらえました。A社長が提示した減額が思い切った金額だったから、ということもありましたが、やはりA社長の真面目な人柄をB社長は気に入っていたようです。M&Aは順調に進み、英会話スクール事業の譲渡が無事完了しました。
(第5回終/全7回)
事業部売却!M&Aによる企業再生の道/事例1:英会話スクールのケース(第1回)
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