建設機械販売会社5/6:事例5:「こうして私は会社を売却しました。」中小企業のM&A実例
「2代目社長の早期会社譲渡の決断でハッピーリタイア」
2)成功社長インタビュー
M&Aで譲渡に成功した社長に、成約3ヵ月後に直接インタビューした内容をご紹介いたします。 M&Aをご検討される際に、生の声としてご参考にしていただければと思います。
Q1.会社・事業を売却しようと思った理由は?
当社は業暦50年の会社ですが、まだ私が20代の頃に先代の社長(父)が急逝し、当時、東京でサラリーマンをしていた私が急遽帰郷し、社長を継ぐ事になりました。私には本来やりたかった事が別にあり、会社経営者になりたいとは考えていませんでした。
自身が社長に就任後20年が経ち、もうそろそろ、自分の本来やりたかった事をやっても良いだろうと近年考えるようになり、譲渡を決意しました。
Q2.会社・事業を売却する際に不安はありましたか?
M&Aが本当に成立するのかどうかが不安でした。
M&Aを決意する前は、会社を清算しようかと迷いましたが、借入金の個人保証の関係もあったので、売却する方がベターと判断しました。不安だったのが、まず、M&Aを決意するまでの間でした。本当に決断して良いのかで迷いました。そして決意してからは本当に相手が見つかるのかどうかが不安でした。
Q3.調印した時のお気持ちはいかがだったですか?
調印した瞬間よりは、帰り道に実感が湧きました。「やっとここまで来れた」、譲受会社の社長、家族、中小企業M&Aサポートさんに感謝の気持ちでいっぱいでした。記念写真も撮って頂いたので今では自身の宝物です。
Q4.成約後3ヶ月の今の心境は如何ですか?
時間を持て余してしまうと思いきや毎日忙しく、のんびりした日は1日も味わっていない不思議な感じです。元々やりたかった事があったので、毎日充実した日々を過ごしています。
社長時代は毎日朝早くから夜遅くまで仕事に出ていましたし、家に帰ってからも不機嫌な日も多かったので、今はおかげさまで家族と自分の為だけに時間を使っている穏やかな日々を過ごしており、それに家族もとても喜んでいます。本当にありがとうございました。
(第5回終/全6回)
中小企業のM&A実例/事例5:建設機械販売会社のケース(第1回)
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中小企業のM&A実例/事例5:建設機械販売会社のケース(第3回)
中小企業のM&A実例/事例5:建設機械販売会社のケース(第4回)
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