英会話スクール3/7:事例4:「こうして私は会社を売却しました。」中小企業のM&A実例
「会社譲渡決断から僅か3ヶ月でスピード譲渡」
譲受候補先の絞り込みとB社のご紹介
3社とのトップ面談を行った中で、IT関連会社のB社を最有力候補としました。理由はB社長の熱心な人柄に加えてITに強いというところが決め手になりました。
A社は実力のある英会話スクールでしたが、A社長としては、今後発展していくためにはITを取り込んだ、時代に合ったカリキュラムに切り替えていく必要を感じていました。しかしIT投資に費用がかかること、A社長自身がITに明るくないこと、引退することを既に決めていた関係からIT投資を行っていませんでした。
一方、譲受候補B社は大手IT企業出身で、英会話事業・幼児教育事業をPC、スマートフォンで運営している会社で、ITに強みがあるものの、サイバー上ではない、リアルでのカリキュラムや実績にテコ入れが必要でした。
この両社の持つ強みと弱みの補完関係が決め手となり一気に話が進んでいきました。
また、B社は売り手A社が持つ英国での講師のリクルート方法や日本での管理ノウハウに注目していました。B社長は、譲受後に同じレベルの採用活動が出来るか懸念していましたが、A社長ご夫妻が次年度のリクルート時期がちょうど正式契約後の引継期間にあたることもあり、採用活動を出来る限りサポートし、ノウハウを伝えることを快諾されたので、基本合意へと進みました。
(第3回終/全7回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第1回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第2回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第4回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第5回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第6回)
中小企業のM&A実例/事例4:英会話スクールのケース(第7回)