訪問介護・居宅介護事業会社1/7:事例3:「こうして私は会社を売却しました。」中小企業のM&A実例
「戦略上の理由から会社を譲渡」
中小企業のオーナー社長が会社を売却するとき、どのような気持ちになるのでしょうか?
実際にM&Aで会社を譲渡した事例と共に社長の生の声を紹介いたします。ぜひ事業承継・会社譲渡をお考えの社長、買収をお考えの社長のご参考にして頂ければと思います。
1)事例
A社の譲渡理由
ある日、「訪問介護事業を売却したいので、相談に乗って欲しい」とA社長から電話をいただきました。
A社は介護事業を複数の業態で運営しており、そのうちの訪問介護事業を譲渡し、得た収入で新たにサービス付き高齢者向け住宅を始めたいという事でした。また、A社長はとにかく従業員を大切にしてくれる会社に譲渡したい、また、出来るだけ早く譲渡完了をさせて欲しい、という希望であったため、早速、現地訪問やヒアリング、財務資料をご提出頂きました。
都内でも特に高齢者が多く、訪問介護のニーズが高いエリアに事業所があり、利用者数がしっかり保たれている事、従業員の士気が高いこと、訪問介護事業はM&Aニーズが比較的高い業種であることから、スピーディーにA社長の希望に合う譲渡先が見つかると思われました。
(第1回終/全7回)
中小企業のM&A実例/事例3:訪問介護・居宅介護事業会社のケース(第2回)
中小企業のM&A実例/事例3:訪問介護・居宅介護事業会社のケース(第3回)
中小企業のM&A実例/事例3:訪問介護・居宅介護事業会社のケース(第4回)
中小企業のM&A実例/事例3:訪問介護・居宅介護事業会社のケース(第5回)
中小企業のM&A実例/事例3:訪問介護・居宅介護事業会社のケース(第6回)
中小企業のM&A実例/事例3:訪問介護・居宅介護事業会社のケース(第7回)