進学塾2/7:事例2:「こうして私は会社を売却しました。」中小企業のM&A実例
A社の企業価値算定
A社長から「いくらで売れるのか」というご質問があったので、まずは企業価値算定をしました。
【A社の定性面(補足)】
(1)塾講師、家庭教師の派遣、紹介事業も行っている
(2)一般労働者派遣業、有料職業紹介事業の認可を所有している
(3)譲渡後も社長・役員は残留を希望(職位等は相談)
【A社の定量面】
直近売上高:300百万円
直近償却前利益:20百万円
(1)売上は年々減少傾向だが、黒字で推移している
(2)社長含め、役員への貸付金が約40百万円ある
早く譲渡したいというご希望だったことや、直近3期分の決算書やヒアリング、M&Aにおける学習塾の業界動向等から、評価額は8,000万円と算定し、ご提案したところ、ご理解頂けました。
譲受先のご紹介
弊社は譲受先としてB社が最適だと判断しました。B社は不動産管理業ですが、B社長は教育がとても大切だという思いが強く、英会話スクールの譲受を希望していました。
そこで、B社にA社をご紹介しました。A社が集客力があり、某難関校の合格率が業界随一であること等、非常に魅力ある進学塾だということをお伝えしたところ、B社長はすぐにA社長に会いたいとのことでした。
両社のトップ面談でB社長はすっかりA社長の教育論が気に入り、ぜひ話を進めたいとのことでした。
(第2回終/全7回)
中小企業のM&A実例/事例2:進学塾のケース(第1回)
中小企業のM&A実例/事例2:進学塾のケース(第3回)
中小企業のM&A実例/事例2:進学塾のケース(第4回)
中小企業のM&A実例/事例2:進学塾のケース(第5回)
中小企業のM&A実例/事例2:進学塾のケース(第6回)
中小企業のM&A実例/事例2:進学塾のケース(第7回)