ビルメンテナンス6/6:事例2:M&Aの実例
●M&Aの実例
【第2回】ビルメンテナンスのケース
多角経営失敗、本業回帰の為に会社分割
〜金融債務圧縮による会社存続に成功〜
調印式
調印式では、A社B社相互の信頼関係が強固にできていた関係で、両社のプロジェクトチームのメンバーも参加した、大人数が参加した調印式となりました。
時間がタイトな中一つの目標に向かって一丸となって乗り越え、大きなプロジェクトを成し遂げた、独特の充実感が漂っていたように思います。
筆者が帰る際、いつもは悠然としたA社長が筆者の見送りをして下さり、丁寧にお礼の言葉をおっしゃって下さったのが非常に印象的でした。
M&Aのその後
引継ぎが完了した頃、A社から連絡がありました。
B社と共に行ったA社の顧客への挨拶回りも無事済んだとのことです。また、A社長はB社の相談役として充実した日々を送っており、B社長にバトンタッチすることで古くからの顧客との信頼関係を守ることが出来、誇りある勇退が出来たようです。
M&Aを活用することで抱えていた大きな負債も肩から下ろすことが出来、A社長もほっとされているのではと感じました。
(第6回終/全6回)
中小企業のM&Aの実例2:ビルメンテナンスのケース(第1回)
中小企業のM&Aの実例2:ビルメンテナンスのケース(第2回)
中小企業のM&Aの実例2:ビルメンテナンスのケース(第3回)
中小企業のM&Aの実例2:ビルメンテナンスのケース(第4回)
中小企業のM&Aの実例2:ビルメンテナンスのケース(第5回)