業績が悪化していても譲渡のチャンスはある。
業績が悪化していても譲渡のチャンスはある。
11月に眼鏡小売の老舗金鳳堂が三城HD(メガネのパリミキ)に事業譲渡で十数億円で店舗譲渡したという発表がありました。
金鳳堂は創業122年、直近売上高年商32億円ですが、1億円の営業赤字で債務超過に陥っていたと伝えられています。
業績が悪化しての譲渡と捉える方もあろうかと思いますが、その一方では、業績が悪化していたとしてもその会社に何か光るものがあれば、譲り受ける会社も存在している一例と考えることもできます。
買い手の三城HDからすれば、
・金鳳堂は品質が良く、ブランド力がある。
・業績が悪化していても原因が明確で、買収することでマイナス部分を払拭できる。
・自社の強化したい「何か」を持っている。(店舗によっては、好立地などの非常に魅力のある店がある)
・好立地にまとまった店舗を取得できる。
なども買収を決めた理由にあろうかと思います。
また、社名を金鳳堂として営業していくという三城HDの方針があり、看板も残るという形になるので関係者としては一定の安堵感もあるかもしれません。
必ずしも業績が芳しくなくても、こういった例もありますので参考にすると良いかと思います。